ピントレーディング1周年イベント
[Pin Trading Un an deja! le 5 octobre 2002]

2002年10月現在

2001年10月5日(土)、朝8:00よりピントレーディングの1周年を記念するイベントが、ディズニーランド内のプラザ レストランで行われました。キャラクターブレックファーストが付き、パッケージのピンがそれぞれのゲストに配布されました。これまでのピンが展示されたり、プレゼント抽選会なども行われました。

キャラクターは、ミニー、グーフィー、プルート、ゼペットが登場し、各テーブルを回って和やかなグリーティングが行われました。
朝食はクロワッサンやパンオショコラ、シリアルにフルーツ、ハムにチーズ、オレンジジュースにホットドリンクと、バラエティで思っていたよりも良かった印象です。※料金はビジター59ユーロ。
パッケージには当日発売の1周年を記念するティンカーベルの限定ピンと、やはり当日発売のオープンストックピンであるショップ外観&キャラクターが描かれたものが5種、そしてランヤード(昨年発売されたものと同じ)に非売品のピンが2つ、なぜかアメリカのピンが1つ、入っていました。

↑ピンをデザインしているアニメーターを紹介するボード。
→3名のアニメーターが午後からピンにサインをしてくれるという嬉しいイベントがあり、その横では子供用のピントレーディング専用エリアも儲けられていました。

レストランは10時でお開きとなり、その後はセントラルプラザ横にあるピンステーション ワゴン脇のテラスでトレーダー達のピントレーディングが盛んに行われていました。ヨーロッパ各地から、そしてアメリカからもトレーダーがやってきていました。日本からのトレーダーは見かけませんでしたけれど、いたのかな?

 2002年10月5日、ピントレーディング1周年イベントに行ってきました!

 当日は朝の五時半に家を出て、7時過ぎに到着。イベント自体は8時からでしたが、電話で事前に申し込んでおいたイベント クーポンの受け取りが7時からということで、引き替えにかなり時間を取られることを考慮して、7時に到着するように家をでました。ところが、指定されたチケットブースが開いておらず「一体どこ???」とぐるぐるしていたら、トレーダーたちが集まっている場所を発見。封筒を沢山持ったキャストが、申込者にクーポンを渡しているところでした。すんなりもらえてしまったので、それからエントランスの開く8時まで、早朝からテンションは上がらず、ぼーっと待っていたのでした。封筒にはキャラクターブレックファースト用のクーポンと、ピンのパッケージ用のクーポンがそれぞれ1枚ずつ入っていました。ベルギーやドイツからのゲストが多く、皆ディズニーホテル宿泊のようで朝早くから待っている様子でした。30人くらいだったのが8時には50人くらいに。・・・って、350席もあるのに入園時刻で50人というのも相変わらずのんびりした出足です(笑)

 この日の正規入園時刻は9時だったので、イベント参加者は「プラザ レストラン」まで直行。「プラザ レストラン」入り口ではまず、キャラクターブレックファースト用のクーポンを渡し、続いてレストラン内部のプレゼントを受け取るカウンターで、パッケージとクーポンを交換。パッケージ内容は「ティンカーベルが描かれた1周年記念の限定ピン」「当日発売の5種類のショップ&キャラクターのピン」「昨年発売のランヤード」「2種類の非売品のピン」「なぜかアメリカのグーフィー ピン」これで70ユーロ相当だったので、59ユーロのパッケージでキャラクターブレックファーストが付いてかなりお得でした。が、イベント特別のピンとランヤードというわけではなかったので、料金的なお得感はあっても、内容的なお得感はちょっと薄い感じでした。電話予約の時には「350席はほぼ埋まる数字」と言われたのですが、実際の参加人数はざっと見て150人ほど。家族連れも多かったので、グループ単位だともっと少なくなります。フランス在住者よりも近隣諸国のトレーダーが多いので、都合の付かない人たちも大勢いたのではないでしょうか。他国からの場合は宿泊もしないと参加は無理でしょうから。そんなわけで参加人数が少なかったのでレストランの半分しか使われていませんでした。

 朝食はコンチネンタル形式で、フランスの伝統的な朝食スタイルの「クロワッサン」「パンオショコラ(チョコレートの挟まったパイ風パン)」「シリアル」「フルーツ」「ハム」「エマンタル チーズ」「オレンジジュース」「カフェ」「紅茶」「ココア」などでした。好きなものをチョイスしてトレーに取る事が出来、早朝からのイベントで食欲が出なかった私は、フルーツやクロワッサンなどをお持ち帰りにしてしまいました。実はあまり期待していなかったのですが、この朝食はとても美味しかったです。

 キャラクターグリーティングにはミッキーは現れず残念でしたが、各テーブルをキャラクターが回ってくれ、和気藹々としていました。ミニーは相変わらず可愛く、グーフィーは大暴れ、プルートは愛嬌を振りまいていました。年輩者が多かったので、キャラクターにはあまり関心がない方も多かったようですが、子供には大好評でした。

 会場内にはこれまでのピンの展示(一部)や、ピンをデザインしているアニメーターの紹介ボードなどが置かれていました。私が同席した方はかなり年輩者のご婦人お二人で、トレードは殆どせず、イベントだけを楽しまれている感じでした。私が友人から預かった日本のピンをテーブルに出すと、お二人とも感嘆符がいっぱいで目を輝かせていました。やはり日本のピンはこちらでは珍しいのです。他に「来月東京ディズニーシーに行くんだよ。」と嬉しそうに話していたトレーダーや、「数年前、青森に行ったときに一日だけ東京ディズニーランドに行ったよ。」というトレーダーも。日本のピンを持っていたのでこういった話題が出来るのが嬉しかった事のひとつでした。

 イベントも大詰めになると大抽選会が始まり、ホテル宿泊券や特別チケットなどが当選していました。私は残念ながら何も当たらず(涙)。相変わらずくじ運のない私です。

 10時にイベントはお開きになりました。その後はプラザレストラン近くにあるテラス席がピントレーディング会場になり、イベント参加者以外のトレーダーを多く見かけました。アメリカからも数人のトレーダーが来ており、アメリカのピンはかなりの人気でした。東京ディズニーランドでのピントレーディングでは随分と評判の悪かったアメリカ人トレーダーのようですが(笑)、このイベントに来ていたトレーダーは常識の範囲内でトレードしていた様に見えました。

 現役キャストのトレーダーもちらほらいて、特別なピンなども見せてもらうことが出来ました。功労賞とても言うんでしょうか、上司が受けた賞の賞品を譲ってもらったとか。このキャストは、とても感じの良いアメリカ人トレーダーの通訳として常に付き添ってトレードを見守っている人でした。仕事はオフで個人的に付き添っていたとか。2005年の香港ディズニーランドのオープンの時に東京ディズニーリゾートにも寄るという計画を立てているそうです。もう1人出会ったのは日本語が若干出来るキャストで、広島に半年留学してらしく、東京ディズニーランドにも行ったことがあると話していました。

 午後になると、アニメーターのサイン会が行われ、当日発売のピンにそれぞれサインをしてくれました。4月12日の10周年イベントの時にもサイン会がありました。このときはキャラクターも描いてくれるサービスもありましたが、何時間も待たなければならないという状況になったために、今回はサインだけ。一緒に写真も撮ってくれてとても感じの良いアニメーターの方々でした。

 そうこうしているうちに気が付くと16時のパレードの音楽がかかり、いつの間にかパレードルートには人だかりが。私は朝食を食べたきり、昼食も食べずにずっとピントレーディングをしていたようです(笑)。もう午後の日差しも傾きかけてきたので、この日のハロウィン イベントは諦めることにして、早めに帰途につきました。

 余談ですが、とあるアメリカ人トレーダーがバレンタインのミッキー&ミニーの限定ピンと思われるものを見せてくれて「スゴ〜イ?」と日本語で言うので、私が「???」という顔をしていると「日本人はこれを見るとみんな『スゴ〜イ!』と言うんだけど。」と(笑)。・・・なんだか日本人の好みをよく知っている人でした。と言うか日本人の反応が皆同じで面白いというような意味合いだったのかもしれません。ピンにはそれほど関心のない私には受けなかったのでガッカリしていた様子です(笑)。

 私はピンに関心が無いと言うよりも、もともとコレクター癖のある私がピンにハマってしまったら大変なことになるので、ハマらないようにセーブしています。最近は可愛いピンが沢山出てきているので危うく手が伸びてしまいそうになるんですが(汗)。当日発売のティンカーベルの限定ピンは光るタイプだったので「13ユーロ」と非常にお高いものでした。13ユーロと言うと物価の高い日本で約1500〜1600円。物価の安いフランスで13ユーロも出せばマルシェで野菜が山ほど買えるので、かなり躊躇します(汗)。

 ・・・などと書いていたら思い当たりました。そう、ピンは高級品なのでヨーロピアンには人気が出ないのかもしれません。バカンスで散財するために通常は質素に暮らしているフランス人にとって「もってのほか」なのかもしれません。年間パスポートを持っている人は多くても、ピンにハマる人が少ないのは、生活スタイルの影響が大きいようですね。ピンにハマるのはお金に余裕のあるかなりの年輩者(それも日本と同様の漫画文化を持つベルギー人)か、毎日見ているうちにハマってしまったキャストが多いように見受けられました。国によってピンの受け入れ方がこうも違うというのも面白い発見です。

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